はじめに
私は小学5年生のとき、不登校になりました。当時は今ほど理解されておらず、周囲も戸惑っていた時代です。しかし、家族や学校、病院の支えがあって復帰し、その後は大学進学・就職を経て、現在は地方公務員として働いています。これは、ひとつの「復帰できた事例」として、不登校の子どもやその周囲の方々の参考になればと思い書きました。
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小5不登校児が登校復帰した方法|アドリアーノ
はじめに 私は小学5年生の時に学校に行かなくなってしまいました。今では珍しくない不登校(登校拒否)ですが、当時はあまりあることではありませんでした。 ですが、家族をはじめ、学校や病院がうまく対応をしてくれて、結果復帰をすることができました。...
不登校になったきっかけ
5年生の新学期、クラス替えで仲の良い友達と離れたことをきっかけに、学校が嫌になりました。体調不良を訴えて休むようになり、最終的には病院で「過敏性大腸炎(ストレス性)」と診断。病名がついたことで「ただのサボり」ではないと感じられ、心理的に楽になりました。
復帰できた理由
① 家族の理解ある対応
- 母は無理に学校へ行かせず、自宅学習を促して学力維持に努めてくれました。
- 父は口出しせず見守る姿勢で、旅行にも連れて行ってくれました。
- 兄は一緒にゲームをしたり、自然な接し方で刺激を与えてくれました。
② 学校の柔軟な対応
- 学校側は干渉せず、プリントなど必要な学習資料だけ提供してくれました。
③ 医療機関のサポート
- 診断により「病気として休んでいる」と考えられたことで安心感が生まれ、復帰へのきっかけに。
- 「病気とはうまく付き合うもの」という医師の言葉も大きかったです。
再登校のきっかけ
3ヶ月ほど休んだあと、「学校来いよ」という友人の一言や、自分の将来への不安から登校を再開。再登校後は安定して通い続けられました。
おわりに
不登校は「一時的な休息」でもあると思います。私の場合、小5の3ヶ月間がそのタイミングでした。無理に登校を強制せず、適度な距離感で支えることが、復帰への大事なステップになったと感じます。
今、不登校で悩んでいる子どもや保護者の方にとって、少しでも希望やヒントになれば幸いです。
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